2014年 08月 15日

富士山に登って

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8月8日、富士山へ。
台風の懸念があったけれど、免れそうなので決行することに。

富士山に登るといっても標高ゼロからではない。
車とバスで5合目まで登り、そこから頂上までを自力で向かう。
途中8.5合目で山小屋に泊まり、早朝に頂上を目指す。

しかし、富士山5合目駐車場はすでに雨に包まれていた。
先行き不安になるも早々に止んで、曇天の空も時折晴れ間を見せる。

標高が上がっていくと、折り重なるように冷気が迫り熱を奪う。
日が落ちて風が強まり寒さ倍増。心根まで凍らせる勢い。
フリース、ダウン、ネックウォーマーと準備していたけれど
全部使用しても足りないくらい寒くて震える。

やっとのことで山小屋に転げこむ。
風を防げる有難さといったら。

山小屋にはお風呂も洗面所もない。トイレはある(1回200円)
男女関係なく狭い二段ベットに押し込まれる。
シングルベットに3人並んで寝るような狭さだ。
天井に吊られた鉤にザックを引っ掛けてその下で寝る。
高度3,000mの狭い部屋で150人が密集して眠る。

寝られない。
周囲の音は特に気にならない。寝返りが打てないのも我慢できる。
でも・・・頭が痛い!
高山病?不快な感覚のまま時間は過ぎる。とうとう一睡もできず。

頭痛は同行者の皆にも平等に訪れていたようだった。
早々に出発して頂上でご来光を迎える計画は断念。
わしともう一人がすぐに動ける状態ではなかったため
山小屋でご来光を見ることに。

外に出てご来光を見ていたら頭痛はきれいに消えていた。
なんというご来光効果!と思ったけれど
密集空間から抜けて吸える空気量が増えて回復したのだろう。

その後頂上へ。全員で辿り着けてよかった。
日本の頂上に立って考えていたことは
「飛行機はもっと上を飛ぶんだよなぁ」だったよ(ぉ

頂上の天候は目まぐるしく、
雲海を望めていた数分後には霧の中。
風の勢いが地上とは違う。
飛ばされないよう踏ん張りながら
お鉢を巡り剣ヶ峰に立ちコーヒーで祝杯。

そして下山。
降りて地上から空を見る。
雨で煙って富士山はもう見えなくなっていた。


富士山を登る。
そう宣言してから、いろんな方が応援してくれた。
実際は険しくはないし、トイレも水も食料も補充できる安全度の高い山。
ただ富士山の持つ、日本一という概念と、そこに挑戦する意気込みに
感じ入ってもらえたのかもしれない。

頂上で見る雲海は何者にも代え難い感動だった。
登ってよかった。
でも山小屋は・・・もう少し眠りやすいといいな!



by harurei | 2014-08-15 11:33 | Leica Ⅲf | Comments(6)
Commented by Kenny at 2014-08-15 12:37 x
あのご来光は山小屋前だったんですね。
文を読んでから改めて前回の写真を眺めてみると、また違って見えてきますね。
写真だけ、もイイですが、やはり背景がわかると1枚1枚がさらに輝いて見えます。
雲海、素晴らしいですねー。^^
Commented by iyim2012 at 2014-08-15 13:49
5合目までは、私を含め、結構みんな行ってるんですよね。
そこからが過酷。
未知の世界だったけど、harureiさんが未知から現実に、少し近づけてくれた。
雲海はまだ見たことがありません。見てみたいな~
でも、富士山は体力的に、もう無理かも・・・
Commented by pote-sala at 2014-08-15 20:22
山は厳しい・・。
でもそれがたくさんの人を引き寄せるのかなぁ。

Commented by harurei at 2014-08-16 22:35
>Kennyさ
ご来光はもっと早く起きて頂上で見る計画だったけど
ほんと寒さが厳しかったから山小屋で見てよかったかもさー
そう言ってもらえると文章も書いてほんとよかったぁ^^

>ユミさ
行こうよ、ダメそうだったら降りればいいさね^^
準備さえすれば決して難しいことないのだ。
飛行機から見下ろすのも綺麗だけれど、自力で登って疲れた体で冷たい風を受けながら見るのは気持ちよさが違うと思う^^

>potesalaさ
富士山はやっぱり「日本一」の憧れで引き寄せられるのかもだね!
もちろん危険もあるから十分な準備は必要だと思ったよー

Commented by wakuwakuwakahono at 2014-08-19 15:04
こんにちは♪
山を登ることも、でも山小屋の過ごし方も試練というか
精神力の強さを試される。
山って、人のいろいろなものを引き出す力があるのかもしれませんね。
Commented by harurei at 2014-08-19 23:15
>わかほさ
そうさね、いろんな我慢をするけれど
乗り越えた経験は自分の自信になるし今後につながる気がするのだ^^
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