2017年 06月 29日

行くだらじゃ!伊豆下田開国オフレポート【前編】


「先に行ってるから」

布団に張り付いている箱くんに伝えて男子部屋を出る。
2つ隣の集合部屋に合流すると、湯気を纏ったあきさん、ぽてさん
ゆうほさんが髪を乾かしていた。色とりどりの浴衣姿が眩しい・・・

今回は写真サークル光のほそ道、初のお泊まりオフ
『 行くだらじゃ!伊豆下田開国オフ 』をレポート。
下田の自然と味を体感する、下田を撮る、下田になることが目的の旅。
みんなこの日を本当に楽しみにしていた。

参加者は8名。
akiさん、jasmine-teaさん、ゆうほさん、chocoyan2さん、RoundWalkさん
yuhki*tomoさん(残念ながら日帰り)、そして幹事のpote-salaさんとわし。

初の泊まりはどんな様子だったのか―
詳細にレポートしよう。

1日目の夜。夕食を終えた僕たちは、温泉の後に一つの部屋に合流することにしていた。
ちょこさんとじゃすさんは疲労により先に就寝したけれど
他のメンバーは翌日に影響が出ない程度に飲むつもりだった。

「箱くん(RoundWalk)が起きなくて・・・こっそり額に肉と書いてきてよ」

僕の提案にゆうほさんが目を輝かせる。
今まで彼の巧妙な悪戯に辛酸を舐めてきたのだろう。
復讐のチャンスとばかりに身を乗り出してペンを取った。

「音を立てないようスリッパ履かないで行く」
バスタオルで半顔を隠したゆうほさんの姿はまるでくノ一。
彼女と僕は部屋を出て、忍のように廊下をよぎる。

男子部屋は開けたままだから、扉を擦って音を立てる心配はない。
事は簡単に進みそうだった。
箱くんが額に気づいて狼狽する様子を想像すると、自然と笑いがこみあげてきた。

復讐に燃えるゆうほさんが率先して部屋に侵入。
後から僕が続く。入り口から手前が僕の布団。
奥が箱くんの布団で、彼はそこで寝息を立てているはずだった。

「あれ」

布団に膨らみがない。そこに人はいなかった。
トイレの扉を開ける。いない。まさか押し入れで寝ている?いない。
風呂へでかけたのかと思ったけれど、タオルはある。鍵をかけずに行くとは思えない。
写真を撮りに宿の外へ?カメラも財布も部屋に置かれたままだ。それも考えられない。

いったい、僕が集合部屋に行って戻ってくる数分間に、彼はどこへ消えたのだろう。

集合部屋に戻り事態を報告すると、メンバー達は騒然となった。
彼の行先について議論が交わされる。
元々彼は「星を撮りに行きたい」と宣言していた(曇りで断念した)ので
勝手に飛び出す可能性がないとは言えなかった。
しかし愛機のカメラを置いたままではおかしい。

ではサブカメラを持って車で出かけたのだ。
あきさんが推理を確かめるように窓を開けて眼下を望む。
彼の車は駐車場に行儀よく収まっていた。

念のため、再度ゆうほさんと男子部屋を確認してみる。やはりいない。
僕が部屋を出たときそのまま、財布とカメラがテーブルに載っている。
人の姿だけが抜けていた。

「いなかった」僕の報告に、集合部屋は疑念に巻かれて沈痛な雰囲気となった。
この状況を鑑みて、彼に起きている事態を推察すると・・・

・神隠しにあった
・他の宿泊客の部屋に夜這いに行った(若い二人組の女子がいた)
・殺された

いずれにしても問題しかない。
彼は近々海外出張を控えていると言っていた。
神隠しや殺しにあったのだとしたら、彼の両親や会社に何と説明したらよいのだろう。
もし夜這いに向かったのだとしたら、なぜ僕を誘わな(バシッ
張り詰めた表情の僕を見て、みんなの双眸にも影が落ちる。

そのとき、あきさんの悲鳴が響きわたった。

「廊下に・・・」

彼女は目を見開いて、腰を抜かして部屋の外を指差している。

「どうした!?」

慌てて廊下に飛び出す。
柑子色の灯りの下、スポットライトのように照らされて
小さな人形が微笑を固めてこちらを見ていた。何かいる。

丸い目、三角形の鼻ー
それは手のひら大のダンボーだった。


中編に続く



by harurei | 2017-06-29 00:06 | オフレポート | Comments(10)
Commented by pote-sala at 2017-06-29 06:57
haruさん!!大変であります!
箱さんのHNがRound-walkからworkになっております!!
仕事行きたくない、と言ってたのに、これでは強制労働になってしまいます!
Commented by harurei at 2017-06-29 07:39
>ぽてさ
ひぇぇ、あんなに運転してくれた功労者になんてことを・・・
忙しそうだったからつい(ぉ
修正したったw
Commented by pote-sala at 2017-06-29 07:41
ま、肉、もしくは強制労働でもいいんだけどね(笑)
「ボク基本不真面目です。」と真面目に言ってた箱さんですし。
消えた箱の謎は明らかになるのか・・・!!?
Commented by chocoyan2 at 2017-06-29 08:18
肉の刑だな・・・いや、エビの刑か( ´艸`)
Commented by jasminetea-m at 2017-06-29 08:21
凄い凄い!
超サスペンスだ!
harureiさんの文才に改めて衝撃だっ。
Commented by yu_r_ho at 2017-06-29 15:19
ほんと、どこへ消えたのかどれだけ心配したことか・・・
無事生存確認ができて良かった*^^*
もちろん肉の刑になんて処しませんw
もし刑を受けそうな時は全力で助けます!
最後はhappy endを期待しています^^

なんとなく気分的にいい子ぶってみました。。。
へこんだダンボーヘッド同様、私の心も日に日にへこんでいます(>_<)
で、負傷したアンパンマンのごとく交換用ヘッドをamazonでポチッと。。。。
Commented by R-GreenLife at 2017-06-29 18:20
おもしろ〜いw
いつもなら活字だけのブログはスルーしてるところですが、
スラスラ読めちゃった〜
箱さんへの復讐に目を輝かせるゆうほさんの姿が目に浮かぶw
続きが早く見たい〜
Commented by lily1406 at 2017-06-29 18:36
ここを読んでharuさんも幹事だった事を思いだした(^_^;)スマン
相変らずいろいろ気をつかっているな~なんて思ってた(笑
今回もいろいろお世話になりましたm(__)m

私が帰った後はかなり楽しそうじゃないかぁ<(`^´)>
泊まればよかったー☆
Commented by aki-carvinglover at 2017-06-29 19:36
私もだw
haruさんごめんなさい。thanksに追加せねば…。

あの時は肉では済まされない感じだったね…。
今思い出してもharuさんの箱センセに対する不信感丸出しの顔が(汗
もう、お泊まりオフはナシだな!と感じさせるくらいの緊迫感があったよ。
(泊まりは全てを曝け出すw)

Commented by harurei at 2017-06-29 22:17
>ぽてさ
ほんと真面目な表情で何か企んでるからこわいさねw
後編をお楽しみに!!

>ちょこさ
エビだけは本気でやめておくれ・・・w

>じゃすさ
えへへ、褒めて伸ばしておくれ(ぉ
実際サスペンス感あったんよ(;´∀`)

>ゆうほさ
疑うことを知らない純真な2人が行ったからなぁ・・・
びっくりしたけれど、まずホッとしたよね(^.^)
果たしてこの話の結末はどうなるのか。
完全ノンフィクションでお届けしまし!
へこみヘッドまだ気にしてたのか~
きっと彼的には今回の展開に満足しているはずw

>るみさ
やったー!
特にるみさは顔を知っているからイメージしやすいさね。
目を輝かせてからの暗転っぷりがもうさ(わしも含めて・・)
後編お楽しみに(^O^)

>ともさ
いやいや、99%ぽてさが進めてくれたので!
わしは思いきり楽しんだったw
ともさも泊まってほしかったなぁ
一緒にお腹いっぱいになれたのに(ぉ

>あきさ
ほんとわしは全然何も(;^_^A
気持ちよく楽しめたのは全てぽてさのおかげだ~

あの時はね・・・不信感というよりどうしようという感じで・・・
あのまま戻ってこなかったら、お泊まりオフどころかすべてがナシさ。
戻ってきたのでまたお泊まりやりたいw
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