2018年 05月 06日

雲取山


GW、日本百名山のひとつ、雲取山へ。
2017m、東京都最高峰の山。

ここで初の山のテント泊に挑戦。
わしがキャンプに明け暮れていたのは、この日のためといっても過言ではない。
極寒の冬のキャンプに耐えてきたし、アルコールバーナーでの湯沸かしを会得した。
すべては山でテント泊を行うため。
(キャンプが楽しくて長らくキャンプにハマっていたことは秘密)

できる限り装備の軽量化をはかり、準備を整えて始発電車に乗り込む。
そして新宿駅から奥多摩駅へ。ホリデー快速おくたま1号は登山へ向かう乗客で膨れていた。

わしのルートは、行きは奥多摩駅からバスで鴨沢登山口へ向かう。
雲取山を登り、雲取山荘のテント場で一泊。
帰りは三峰神社へ降りて、バスで西武秩父駅へ。

バスで隣り合ったおじさんに話しかけられる「どこから来たの?」
「栃木です。雲取山は初めてなんですよ」
「私もだよ。2017年に登りたかったんだけど天候が悪くてね」
60代、4人グループの男女だった。雲取山荘に泊まるらしい。
また道程で会うかもしれない。バスを降り、握手を交わして先に山へ向かう。

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登山開始。明らかにテント装備の人が多い。
なんで皆そんなに軽々なのか。
ショルダーベルトが食い込んで、早々に肩が痛いわし。
ULザックの弊害かのう。足は何ともないけれど肩が気になる。

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長く緩やかな山道を延々と登り、やがて気持ちの良い縦走ルートへ。
奥多摩の山々、その向こうに富士山がくっきり輝いている(写真ではうっすら・・・)

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雲取山名物ダンシングツリー(^.^)

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奥多摩山荘に到着。
ここでもテントを張れるのだけど、わしが目指しているのはさらに上の雲取山荘。
しかし、ここがすでにテント満杯状態ということは・・・先を急ごう。

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そして雲取山頂上へ。
約6時間。難しい岩場はないけれど、道のりが長くて体力を奪われた。

ここでフィルムが1本終わる。山頂を撮りたかったけれど、替えのフィルムはザックの中。
降ろして交換する余力もない。疲れていたし急いでいた。

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16時、目的の雲取山荘へ到着。
テント場の料金500円を支払う。

「混んでいますので譲り合って設営してくださいね」

覚悟はしていたけれど、見事に埋まっている。
色とりどりのテント群(8割モンベル)

テント場からだいぶ下っていくと、隙間のある場所があった。
勾配だらけで設営に向いていない。でもここしかない。
できるだけ傾斜の少ないところを選んでラゴ1(Myテント)を張った。




疲れ切った体でテントを設営するのがまずつらい。
一刻も早く横になりたい。
何とか設営して、山荘で缶ビール(500円)を買ってひと段落。
お湯を沸かしてフリーズドライの鮭雑炊を食べる。おいしい・・・

山の夜は本当に寒い。何枚か用意していたけれど、それでも足りない。
寝袋にくるまってKindleで本を読んで過ごす。
そのまま眠くなったら寝て、気づいたら早朝というのが理想。
しかし一向に眠くならない。
軽い気持ちで読み始めた東京タラレバ娘全9巻をすべて読み終えてしまう。

無理やり眠ろうとするけれど、体が斜めで落ち着かない。
少し眠りについても寒さで起きてしまう。
山荘から離れたところに設営したのでトイレに行くのも遠くておっくう。
でも寝られないので何だかんだトイレへ。星が綺麗。

残っていたホッカイロを貼る。
お湯をわかして、スキットルの余りのウイスキーを投入。
ホットウイスキーだ。飲んでようやくまどろんで・・・

気づいたらテントの周囲が柔らかく明るい。
入口のジッパーを開けると、卯の花色の木々と空。

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朝日が昇る 私は旅する
新しい日に 自由を 吸い込んだら― (ふゆびよりより)

なんとか寝られた。一睡もできないかと思った。
朱色の美しい日の出を見ることができた。気分がいい。
お湯を沸かして粉コーヒーを飲んで、さぁ2日目。

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帰りは三峰神社方面のルートへ。
体力も回復している。あんなに痛かった肩が今日は痛くない。
ザックに慣れてきたかな。順調に下山できそう。
やがて前方に休憩中の見慣れた集団が。

「お久しぶりです」
「やあ」

バスで隣り合った4人組グループと再会。
通り過ぎるわけにもいかず自分もザックを降ろして水を飲む。
「よかったら」もみじ饅頭をいただく。
「三峰神社に降りてそばを食べて帰るんだけど、一緒に行ったらいいじゃない」
「えーと(一人でマイペースで降りたいなぁ、なんて)あ、はい」

ルート同じだし饅頭いただいたし、最年少メンバーとして加わることに(ぉ
話しながら下っていく。

リーダーは60代の男性で山の経験豊富な感じ。
時間配分を考えながら、みんなのお尻を叩いて、ときに厳しく、適時休憩を入れている。
一人は女性。姿勢が良く50代くらいかと思ったら70代らしい・・!
常に話をしていて明るい。
そして最初に話しかけてくれた男性は、沖縄出身で格好がおしゃれ。
定年後に夫婦別居を機に山を始めたらしい。
「え?」「夫婦別居っていうと悪い印象持つかもしれないけれど、いい意味での別居なんだよ」
お互い話し合った上で、定年前から決めていたという。
「ずっと一緒にいると不満も出るし喧嘩の元だからね。それなら別居してお互い我慢せずに
好きなことしたほうがお互いにいいと思ったんだ」なるほど。
「1人でやってはじめて家事の大変さがわかってね。それなのに今まで何一つ文句言わず
家事をしてくれていた嫁に感謝するようになった」
「それにこの前、嫁の住む家に行ったら嫁の描いた絵が飾ってあって。それがとても上手い。
ずっと一緒に過ごしてきていたのに、彼女が絵を描くことすら知らなかったんだよ」
そんなエピソードの数々が面白かった。前向きな夫婦別居という形もあるんさね。
まぁうちは、すでに自由すぎる家庭だからお互い我慢していないけれどw
(そう思っているのはわしだけだったり・・・)
もう一人の方は、目についた標識は全て撮るマンで常に標識を探していて
みんなで「あそこにあるよ!」と教え合っていて楽しかった(^.^)

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そうしてようやく無事に下山~
何だかんだ下りは登り降りが続いてきつかったのう。


下山したところに三峰神社がある。せっかく来たのにフィルム切れ(無念)
炎天下の中、西武秩父駅行きのバスを1時間待つことに。
ようやく乗り、詰め込まれた人の合間で変な姿勢で立ちながらさらに1時間半。
2日間で、このバスが一番きつかった(;´Д`)

西武秩父駅で解散。
出会いもあり、富士山も星も見えたし、とても充実した山テント泊。
つらい思いもしたけれど、もうまた行きたい。




by harurei | 2018-05-06 21:48 | 山&キャンプ | Comments(4)
Commented by lily1406 at 2018-05-08 00:34
haruさん お疲れ様でした〜(^ ^)
一人で行ったの?! 凄いね!
私にはできない事なので少しだけ羨ましいです。
それにしても前向きな別居ってあるんだね〜。
Commented by harurei at 2018-05-08 00:51
> ともさ
一人じゃよ〜
GW直前に思い立って。ついに念願の山のテント泊が実現できたよ(^o^)
いまはソロでテン泊する女子も多いらしいし(見たことはない…)ともさもやる気になれば!

前向きな別居めっちゃ推奨してた(^_^;)
確かに…一緒にいて雰囲気悪くなるよりはいいのかもと思ったのう。
山でそんな話を聞くとは思わなかったけれどw
Commented by kirin_1117 at 2018-05-15 06:03
おめでとうございます!
目標に向かって、着々と遂行するはるさんの行動力、粘り強さ、本当に素晴らしい!楽しみ上手♪って思います。
朝陽のシーンには、ドキドキしました。よく見るどこかの写真とは違う臨場感がありました!
登山!は、逆立ちするレベルで無理ですが、またキャンプで朝陽を見たくなりました*^_^*
Commented by harurei at 2018-05-15 22:11
>きりんさ
ありがとう!自分の中でも、今回撮った写真でこの朝陽が一番好きで(^.^)
写真も、暗室プリントを目標に調べて準備してできるようになったけれど
登山も目標のテント泊にたどり着けたんよね。楽しいからこそさねw
ただ、憧れの場面だったのに寒さと疲れで堪能できなかったのでまた行きたい!
きりんさもキャンプまたぜひ~
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