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2018年 11月 11日

初エクストリームアイロニング

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先日の記事で触れたエクストリームアイロニング
「極限状態の場所で平然とアイロン台を出し涼しい顔でアイロン掛けを行う」
・・・をどうしてもやりたくて、近くの古賀志山へ。

古賀志山の中腹にある岩場の上は、見晴らしもよく人も通らないので最適と思えた。
ここなら落ち着いて山でのアイロン掛けを体感できるだろう。

ULザックに小型のアイロン台とアイロンを入れる。
ULザックはフレームの入っていないペラペラの袋なのだけど
背面にアイロン台を入れることで割としっかりとした背負い心地になった。

アイロン台が1.1㎏、アイロンが775g
テントと寝袋を含めて同じくらいなので普段と変わらない負荷だ。

熱源確保は通常「小型発電機から電気を取る」か「バーナーで熱を当てる」で行う。
発電機は20㎏もあるから到底厳しい(運ぶ方もいる!)
バーナー同等品として、わしはアルコールストーブを使うことにした。
これで温めればアイロンの底金に熱を溜めることができる。


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崖の上、秋の日差しと柔らかな風を受けながらシワを伸ばす。
服のシワと共に心のシワも溶けていく。
山の上なのに部屋で掛けているような謎のシンクロ感。
集中できる環境、無駄のない空間だからこそ生まれる侘び寂び。
まるで茶室でお茶を点てるようなひととき。
これか、これが山でアイロンを掛けるということなのか。


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最高の1日だった。
アイロニング中、通りかかった登山者は一人。
慌ててアイロン台を片づけてしまったわしはまだ経験不足。

日本でのエクストリームアイロニングの聖地は筑波山。
いつの日か、あの賑やかな山頂でアイロン掛けを。



by harurei | 2018-11-11 12:07 | 山&キャンプ | Comments(12)
2018年 10月 08日

赤岳2


しばらく寝付けなかった。
漫然と横横たわっていると、数張りのテントからジッパーを開く音がする。
こんな真夜中に何だろう。

星空を想像して僕は腰を浮かせた。
みんな外に出て空を見上げているのでは。
雲は去り、宝石を散りばめたような星空がー

なかった。外に出て肩を落とした。雲しかない。誰もいない。
風に擦り上げられたテントの音がジッパーを引くように聞こえただけだった。

気がついたら朝。多少は眠れた。節々が痛い。
晴れ間は期待できないけれど雨は収まっている。
小屋の3人も合流して今日の予定を話し合う。
赤岳に登ろう。一同の意思はまとまっていた。
不要な道具はテント内に残して身軽に。

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烈風に流されながら山肌を漕いでいく。
梯子や鎖場を慎重に超えて約2時間。
墨色の雲の向こうに光が透けている。
歩き進むとやがてー

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諦めていた晴れ間が!山脈も雲海も見える。
一同表情を緩ませて写真を撮り続けた。
そして赤岳山頂へ。もはや雲は去り、富士山もよく見える。
雨続きの一日目を考えると夢のようだ。

お湯を沸かしてコーヒータイム。
「晴れるとは思わなかった」「最高」「イヤァオ」

このとき、数時間後にトラブルが起こることを
まだ誰も想像していなかった。



by harurei | 2018-10-08 20:16 | 山&キャンプ | Comments(0)
2018年 10月 01日

赤岳1

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右から左から、いびきのサラウンド。
テントを叩く雨の音。
寝袋に身をよじらせて眠れない夜―

朝から雨の登山道を進んできた。
行者小屋に着いて、皆一斉にザックを降ろして靴紐を解く。
レインウェアをはたくと、水珠がきれいに剥がれ落ちた。
「明日は止むといいんだけど」
テント場はすっかり空いていた。
受付をして、平らな一等地に住居を定める。

9月連休、友人5人と八ヶ岳へ。目標は赤岳登頂。
雨予報なのはわかっていたけれど、半年近く前から計画していた日程。
無理はせず「最低限行者小屋までは行こう」と話し合っていた。
そこから赤岳、あるいは硫黄岳まで足を伸ばすかの判断は天候と体調次第とした。


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小屋に着いて日が暮れても、雨は降り止まなかった。
3人は小屋泊。自分と友人Kはソロテント泊。
「小屋組は暖かい部屋で優雅に過ごしているんだろうな」
「まるで富裕層と貧民層」
テント内から会話を交わしてアルコールバーナーでお湯を沸かす。
簡素な夕食を済ませて後は朝まで自由時間。

蝋色のしじまに、増えてきたテントが行燈のように浮かんでいる。
もう両隣のテントから寝息が聞こえてきた。
自分はまだ眠れそうにない。KINDLE片手に横になる。
米粒を蒔いたような雨音が続いている。

着替えを詰めたキューベンファイバーの筒状の袋が枕替わり。
尻骨が痛い。薄いマットなので固い石があるとそれなりに伝わる。
タオルをはさんで何とか緩和した。
足元が冷える。中身を抜いたザックに足を突っ込んで保温。
軽量化は不便だし侘しいけれど、自分の適応範囲を探る感じが面白いと思う。

スキットルでウイスキーを一口。
これできっと眠れる・・・



by harurei | 2018-10-01 03:15 | 山&キャンプ | Comments(2)
2018年 09月 09日

TIKAL

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初めてボードゲームカフェへ。
ボードゲームカフェというのは、大きめのテーブルがいくつか並べてあり
店内にある何十種類のボードゲーム、カードゲームを自由に楽しむことができる空間だ。

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わしのアナログ至上主義はフィルムだけではなくゲームにも及んでいる。
元来TRPGの流れを汲んでいることもあって、こんな旧態然とした遊び方に風味を感じてしまうんや。
手駒の手触り、紙の盤面、表情の読み合い。遊ぶ楽しさ倍増である(悔しさも倍増・・)



by harurei | 2018-09-09 17:22 | Leica M6 | Comments(2)
2018年 08月 26日

古賀志山でレンゲショウマ






ブログ仲間のレンゲショウマ写真を冷めた眼で見つめる男がいる。わしだ(ぉ

御岳山に行くことができず。
以前撮ることができた栃木県民の森は開花情報が全くない(咲かなかった?)
そのため今年のレンゲショウマは諦めモード。

自分が撮りたいものは、人の写真では満足できない。
「見に行った気持ちになりました☆」と思える方もいるけど、わしは違う。
人の写真が良ければよいほど、負の気持ちが募る。

あの野郎、わしのレンゲショウマを素敵に写しやがって(-_-メ)
注:野郎でもなければ、わしのでもありません。

レンゲショウマ・・・
わしも撮りたいんや・・・

そんな折、宇都宮の古賀志山でレンゲショウマが咲いていると知る。
家から30分程度の場所。行くしかない!

そして―


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きた―!
蛇腹中判カメラfranka、三脚に載せて撮影。
ピント合うとかなりいい感じ。はぁ、満たされた。

みんなのレンゲショウマもとてもいいやん(^-^)
(↑急におおらかな気持ちになるやつ)



by harurei | 2018-08-26 22:46 | 山&キャンプ | Comments(8)
2018年 08月 21日

franka solida III

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ライカで撮る山は、繊細で、情景を吸い寄せる写りをしてくれるけれど
もっとこう、迫るような、よりリアリティのある山を撮ってみたかった。
そこで中判がいいのでは、と思うようになる。

中判でも軽量で持ち運びしやすいほうがいい。
というわけで蛇腹カメラに着目。
マミヤ6、マミヤ7、マキナ67と有名どころは間違いないけれど
調べていくうちにまったく知らない蛇腹カメラに一目惚れした。
それがこちら。

franka solida III
1950年代の、ドイツ製の中判カメラさね。
調べても日本語の情報はほとんど出てこない。
状態は良さそうだし高価ではないし落札。

蛇腹初めてだけど、オートコードで中判は経験しているので
フィルム装填の要領はすぐわかった。
距離計が連動しないのは戸惑う。でも慣れれば何とかなりそう。
さっそく山に持っていってみよう~



by harurei | 2018-08-21 08:15 | franka solida III | Comments(2)
2018年 08月 18日

七ツ石山2


何やら外が騒がしい。

テントから這い出してロビーを見ると、新たな登山客が到着していた。
東南アジア系の若い男性4人のグループ。疲労困憊しており肩で息をしている。
山の主人が表情を固めて出迎える。何しろ今は19時。何時に出発したのだろう。

聞いた話では、彼らは2人用のテントを一張だけ持っていて
もう一張テントを借りるつもりでやってきたらしい。小屋泊は高いと拒否。
テントの貸し出しはしてないと伝えると、交互に寝るので大丈夫という。
しかし山の天気はわからない。「困ったら使うように」と一張置いてあげたそうだ。

夜も更けて外に出ると星空。
山の下で東京の灯が膨らんでいる。空に烏羽色の濃さがない。
富士山の左端上方に光の線が見えた。きっとあれが登山客のヘッドライト。

大学生の男子2人組が星空撮影に挑戦していた。
三脚にカメラを乗せて電子レリーズを操作している。

「撮れそう?」
「難しいですね・・・」

ネットやアプリを活用して撮影するつもりだったのだが
電波が入らないため試行錯誤しているらしい。星空撮影自体はじめてとのこと。

「わしも昔フィルムで撮ったことあるけど、うまく撮れたのは数枚だったのう」

そう得意げに話したのが間違いだった。

「自分たち全然わからなくて。ぜひ撮ってみてください!」

電子レリーズを渡されるわし。
い、いや、わしが以前星を撮ったのは2015年の話だし、勘露出だし、フィルムだし。
絞り値も露光時間も全く覚えていない。そもそも電子レリーズを使ったこともない。
むりむりむりむり。

「え、いやぁ・・・」
「絞りはF6.3にしてるんですけど大丈夫ですかね」
「そ、そうだなぁ、そこはF5.6でいいかも?ええとこのレリーズはどう使うんだっけ」
「押しながら前にスライドしてもらえばオッケーっす!」

もう退けない雰囲気。適当にやるしかない。
ストップウォッチで時間を計ってもらい、露光時間2分で止める。
出てきた画は、星が横に流れて「-」←こんな風になっていた。

「あー!なるほどなるほど!星は動くからね、動くからね!次は1分でやってみよう」
「おお~わかりました!」

知ってる感を醸し出すわし。そういうものかもと頷く彼。
次は1分で止めてみると・・・

「あ、だいぶいい感じです。ただ全体的にずいぶん暗くなってしまったような・・・」
「もっと絞りを開けたいけれど、東京の街の明かりが影響していて難しいな」
「たしかに明るいですよね」
「こんなとき赤道儀があるといいんだよなぁぁぁ」
「赤道儀?」
「星の軌道、つまり地球の自転に合わせて動いてくれる機材なんよ」
「ええっ!そんなものがあるんですか・・・」
「そう、それさえあれば長時間露光しても星が止まって映る。赤道儀さえあればなぁ」
「はぇぇ」
「まぁさ、今はいろいろ設定を変えて試してみてよ。それでは寝るね。がんばってな」
「はい!」

東京の明るさと、赤道儀がないことが問題、ということにして乗り切った(ぉ
その後完全に寝てしまい、天の川が流れたのかは不明。(大学生たちも間もなく寝たらしい)


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翌日、小屋から30分程度の七ツ石山へ登頂。
テント場を片付けて下山。

天候にめぐまれていい2日間だった。
今後いつ聞かれてもいいように、星を撮る練習しておこう(;^_^A




今回はじめてYAMAPアプリ使ってみたのだけど、とてもよいよ!

あらかじめ目的の山域の地図をダウンロードしておくと、電波届かない場所でも
GPSで居場所を確認できる。2度ほど道間違いを修正できたさね。
YAMAP仲間募集中(^O^)




by harurei | 2018-08-18 09:12 | 山&キャンプ | Comments(4)
2018年 08月 17日

七ツ石山1

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 七ツ石小屋から望む富士山


お盆後半、テント泊をするため七ツ石山に向かった。
東京都最高峰「雲取山」の手前にある山(標高1757m)

奥多摩駅からバスで34分、鴨沢バス停の目の前に登山口がある。
4時間ほど登ると七ツ石小屋があり、さらに1時間ほどで奥多摩小屋へ。
さらに1時間50分で雲取山荘へ行くことができる。

今回は暑さも考慮して七ツ石小屋までとした。

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やっとのことで ”富士の見える山小屋” 七ツ石小屋に到着。
山小屋の主人に挨拶。「ここから先は行かない」と伝えると安心していた。
先日から雷が頻発しているため、さらに雲取山へ向かうのは控えてもらっているらしい。

「GW頃と比べて空いてますね」
「お盆時期はみんなアルプスへ行っているよ。この暑いときにここに来るのは物好きか変態だね」

小さなテント場の端にテントが2張。
テントと小屋の往来をロビーのようにして、ソロ男性1人と女性2人組が談笑している。

トイレに近い場所にマイテントを設営。ビール1缶(600円)を開ける。
その間にテントが増えて、大学生の若者男子2人がロビーに加わっていた。

話が止まらない山小屋の主人と、テンション高い女性(すでに5缶開けているらしい)に巻き込まれて
テント場には明るい空気が流れていた。時折起こる小さな雷音が嵐を予感させる。
しかしついに降ることもなく、次第に雲も取れて富士山の山容が明らかになると
皆歓声を上げてカメラやスマートフォンでその眺望を収めた。

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「虹だ」

さらにその山域に架かるアーチにテント場の盛り上がりは最高潮。
いいものを見られた。明るいうちに夕食の準備に取り掛かる。

「夜になると富士山を登っている人のヘッドライトの明かりが見える」
「天の川が見えることもあるよ」

それは楽しみ。夜に備えてひと眠りしよう。




by harurei | 2018-08-17 06:00 | 山&キャンプ | Comments(2)
2018年 08月 05日

とけてる

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by harurei | 2018-08-05 21:24 | Leica Ⅲf | Comments(3)
2018年 07月 17日

蕪島

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猫島へ行く夢、ついに叶えた。
うみねこの島だけど(ぉ



by harurei | 2018-07-17 01:17 | Leica Ⅲf | Comments(2)